浦上教授の講演会へ

 


週末、認知症専門医として有名な、鳥取大学医学部の浦上教授の講演会へ行って来ました。

 

 演目は「認知症への正しい理解と効果的な予防」  

 

浦上教授はアロマテラピーによる認知症の予防効果をテレビで紹介された事でも有名ですので、

アロマテラピーの実践者で教授をご存じない方はいらっしゃらないでしょう。

 

日ごろは医師会などでの講演が多いとのこと、当日も東京からの現地入り、

講演後すぐに移動というご多忙の中での講演会でした。

 

その様な訳で、一般の方向けの講演会は貴重な機会だそうで、会場は聴講者でいっぱい。

認知症への関心の高さが伺えました。

 

 超高齢化社会において、認知症は非常に増えており、なんと65歳以上の7人に1人は認知症とのこと!   

そして、その予備軍も400万人。

 

 認知症の前段階である、軽度認知障害(MCI)の段階での早期発見と対応が重要との事でした。

 

 MCIの段階で何も対策を講じなければ、3年以内に認知症へと移行してしまうが、

対策を講じることで、正常に回復することも可能なのだそうです。

 

 また、認知症ご本人へのケアと共に、ご家族へのケアも大切であり、

家族も第2の患者であり、家族が抱え込まない事の大切さもお話されていました。  

 

テレビで紹介され、大きなブームとなったアロマでの予防については、

ブームにのって合成香料による商品なども販売された様で、

それについて気にかけていらっしゃる事が伝わってきました。 

 

無農薬で栽培された、植物から抽出されたオイルを使用すること、

化学合成された物は使用されない様にと精油選択についてもきちんとご案内されていました。 

 

やはり化学合成された香りを用いることの弊害(肝障害)についても

触れていらっしゃいました。

  

認知症予防については、全国で様々な取り組みは行われている様ですが、

大切なことは、MCIの方々に対策を講じることが重要であり、

その対策の結果をきちんと評価すること。

 

確かに最も差し迫って対策を講じる必要のある方に対し、

適切な取り組みを行い、どれだけ認知機能が改善したのかを

評価しなければ、効果ある予防対策とは言い難いと思います。

 

何もしなければ3年以内には認知症に移行してしまうのですから…。

 

鳥取で導入されている認知症予防教室の様な取り組みが広がっていくことが大事であり、

高齢化の先端を行く島根においてもアロマの実践者として予防への取り組みとして

何か出来る事があれば!と思いました。

 

琴浦町で実施されている浦上先生の推奨されている予防教室。

ぜひいつかその取り組みを拝見したいと思いました。

 

先生に直接お話を聞いてみたい!!との思いがより膨らみましたが、

直接お話を聞く機会を得られ、また先生の温厚でユーモアある

お人柄にも惹かれた貴重な機会でした。

 

ぜひまたチャンスがあることを願いつつ、

まずは今回の内容を皆さんにシェアしていきたいと思っています。

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